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DXコンサルのサービス内容とは?メリットやおすすめの会社、選び方も解説
株式会社NoSHAPE
デジタルトランスフォーメーション(以下:DX)とは、デジタル技術によってビジネスを変革することです。
DXを推進したいと考えているものの、専門的なノウハウやIT人材が不足している企業も多いのではないでしょうか。そういった場合には、DX推進をサポートしてくれるコンサルティングを利用するのが有効です。
この記事では、DXコンサルの概要やサービス内容、メリットを解説するとともに、おすすめのDXコンサル会社とその選び方も紹介します。利用が向いている企業の特徴も紹介しますので、ぜひご覧ください。
DXのコンサルティングとは?
デジタル技術やデータ活用、経営戦略などの知見をもとに、企業のDX推進を支援するサービスのことです。利用することで、以下のようにさまざまな面でのサポートを受けられます。
- アイデアの創出
- 戦略の立案
- 導入するシステムの選定・開発
- 組織改革
- 運用体制の構築
ITコンサルとDXコンサルの違い
DXコンサルに似たサービスとしてITコンサルがありますが、この2つは目指すゴールが異なります。
ITコンサルは、システム開発や導入を通じて顧客が抱える課題・問題を解決することを主なゴールとしています。
一方でDXコンサルは、顧客が抱える課題の解決に加えて、既存の業務のデジタル化や組織改革、新規ビジネスの創出などを実現することが主なゴールです。
そのため、ITによる課題解決だけでなく組織全体の構造を変えたり、新たな事業を起こしたりしたい場合には、DXコンサルが向いているでしょう。
DX推進に外部のサポートを利用している企業の割合
IT専門の調査会社である「IDC Japan株式会社」は、国内企業のDXを支援するIT・ビジネスサービスのニーズについて調査を行いました。
その結果、大企業のDXイニシアティブの80%以上がなんらかの外部サポートを利用していることが明らかになりました。さらに、最も重要なパートナーをたずねた結果「コンサルティングファーム(22.2%)」が最多回答でした。
前年の調査結果と比較して回答率は上昇傾向にあり、DXコンサルの重要性が増加していることが伺えます。
DXコンサルのサービス内容
DXコンサルで受けられるサービスは、主に以下の4つです。
- ①課題発見・戦略立案
- ②システムの開発・導入支援
- ③運用体制の構築
- ④組織改革
①課題発見・戦略立案
DXコンサルを通して自社の課題を解決したい場合は、まず業務プロセスやシステムの構成、運用状況などの現状を分析してもらいます。そうすることで、DX化をするうえでの課題や、現状を改善するためにどのような施策を行うべきかが明確化されます。
また、新規ビジネスを立ち上げたい場合は市場や業界の動向を分析し、競争力を高めるための戦略を策定してもらうことが可能です。そしてこの戦略をもとに、デジタル化による企業の将来像である「ビジョン」も同時に策定します。
②システムの開発・導入支援
戦略や方向性、スケジュールなどが決まったら、実際にDX化を進めていくことになります。その際に、DXコンサルは以下のように必要なシステムの開発や導入の支援を行ってくれます。
- 社内の業務を効率化したい→ワークフローをデジタル化するシステムやペーパーレス化を図るツールを導入
- より効率的にマーケティングを行いたい→MAやSFA、カスタマーサポートツールなどを導入
- 新たなビジネスモデルを創出したい→革新的なビジネスモデルを実現するシステムを開発
③運用体制の構築
DXコンサルは、システム導入や組織改革後の運用体制の構築サポートも行っています。
受けられる具体的なサポートは、DX化を社内で進められるようにするための人材の育成やインハウス化の支援などです。
また、定期的に運用を見直し戦略を再設計してもらうことも可能なため、より効果的に自社のDXを推進できるでしょう。
④組織改革
DXコンサルは、以下のような取り組みにより企業の組織改革もサポートします。
- 組織文化のアップデート
- 生産性向上に向けた業務フローの策定
- 人事制度の構築・刷新
- 社内研修やワークショップの企画・実施
組織改革により、DX推進の意識が社内に浸透しやすくなるとともに、企業のさらなる成長や市場競争力の強化につながるでしょう。
DXコンサルを活用するメリット
DXコンサルを活用するメリットは以下の4つです。
- スピーディにDXを推進できる
- 自社でDX人材やノウハウを確保する必要がない
- 最新の情報や成功事例を知ることができる
- 客観的かつ合理的なアイデアを得られる
スピーディにDXを推進できる
DXコンサルを活用する最大のメリットは、DXをスピーディに進められることです。
DXのコンサル会社は、戦略立案からシステム導入・運用、各ステークホルダーとの合意形成など、DX推進を成功させるための幅広いノウハウを保有しています。
過去の成功事例をもとにしたアドバイスが受けられるので、時間と労力を最小限に抑えながらDXを推進できるでしょう。
自社でDX人材やノウハウを確保する必要がない
DXコンサルを活用することで、自社でDXを進めるための人材やノウハウを確保する必要がなくなります。
DX推進には専門的な知識や経験を持つ人材が必要ですが、こうした人材を社内で育成したり採用したりするには時間とコストがかかります。
その点、コンサルティング会社には各分野に精通したコンサルタントが在籍しており、そのノウハウを組織全体で共有できます。また、サービスの一環としてDX人材を育成してもらうことも可能なので、将来的にDX推進をインハウス化したい場合にも有効です。
最新の情報や成功事例を知ることができる
DXコンサルの活用により、最新の情報や成功事例などの知見を深められます。
DXコンサルは、DX推進に関する最新の知識やノウハウを日々キャッチアップしているため、最新システムの情報、業界の傾向・トレンドなど、DXに関する最新の情報が得られるのです。
中には世に出ていない情報などもあり、そういった情報を得ることで競合他社と差別化を図ることもできるでしょう。
客観的かつ合理的なアイデアを得られる
DXコンサルティングを利用することで、客観的かつ合理的なアイデアを得られます。
自社のみでDXを推進する場合、施策の方向性が一部の人の意見や社内のしがらみなどに左右されてしまうことも少なくありません。しかし、DXコンサルはデータや過去の成功事例などをもとに客観的な視点でサポートを行います。
偏見にとらわれず合理的な判断のもとDXを進められるため、成功する可能性を高められるでしょう。
DXコンサルの利用が向いている企業
DXコンサルは、次のような課題を抱えている企業に向いています。
- DXの進め方がわからない
- DXを推進するためのノウハウを持った人材がいない
- 人的リソースが不足している
- 自社にDXを推進するチームを構築したい
- デジタルプロダクトの開発・運用経験がない
近年では、あらゆる業界・業種でDXによる新しいビジネスモデルの実現や、業務改善を行っている企業が増えています。企業が競争力を維持・強化するにはDXの推進が不可欠であり、DXコンサルは理想的なパートナーと言えるでしょう。
DXコンサルティング会社の選び方
ここでは、自社に最適なDXコンサルティング会社の選び方を紹介します。
得意領域がマッチするか
DXコンサルの会社を選ぶ際は、その会社の得意領域が自社とマッチするかを確認しましょう。
DXコンサルの会社によって、データ分析やクラウドテクノロジー、BtoB・BtoCなど得意とする領域が異なります。自社の課題や目標に対応できる専門知識や経験を持つ会社を選ぶことで、より効果的な支援を受けることができるでしょう。
各社の得意領域は、ホームページに掲載されている実績や事例を参照することで確認できます。掲載されていない場合は、問い合わせてヒアリングしてみましょう。
一気通貫のサポートを行っているか
DXコンサルの会社を選ぶ際には、一気通貫のサポートを提供しているかを確認することも重要です。
DXは継続的な取り組みであり、戦略立案からシステム導入、運用までを網羅的に支援することが求められます。
しかし、DXコンサル会社によっては「課題発見・戦略立案のみ」「システム開発のみ」といったようにサポート領域が限定されています。このような体制だと、一部のニーズには対応できるものの組織やビジネス全体を対象としたDX推進には対応できない可能性があります。
したがって、DXをスムーズに進めるためには戦略立案からシステムの設計・実装、運用サポートまで一貫して対応できる会社を選ぶと良いでしょう。
DXコンサルティングサービスを行っている会社4選
ここでは、DXコンサルティングサービスを行っている会社を4つ紹介します。
1.NoSHAPE(ノーシェイプ)
株式会社NoSHAPE(ノーシェイプ)は、DXの実行支援やBtoBマーケティングなどの支援を行っている会社です。
DX化における戦略・計画の立案から新規ビジネスの立ち上げ、マーケティング、DX組織開発まで幅広く支援しています。DX戦略の立案から実行だけでなく、Webマーケティング・集客支援までを総合的に支援できるのが特徴です。
代表の鬼石は大手企業にてデジタル分野の責任者を歴任し、300社の事業改善コンサルティングなどを行ってきました。
自社のDX推進だけでなく、新規ビジネスの立ち上げや組織改革、デジタルマーケティングなどをまとめて叶えたいという場合は、ぜひお問い合わせください。
2.アクセンチュア
出典:アクセンチュア
アクセンチュアは、世界120ヶ国以上の企業を支援している総合コンサルティング会社です。AIをはじめとする最新のデジタル技術を活用して、企業の業務改革や組織再編、DXを幅広く支援しており、グローバル企業の支援も行っています。
アクセンチュアは「Living Systems」を提唱しており、システムを開発した後の改善やアップデートに焦点を当てている点が特徴です。戦略・人材・組織・アーキテクチャ・プラクティスの5つの要素に焦点を当てデジタル変革を推進しています。
3.TerraSky(テラスカイ)
出典:TerraSky
TerraSkyは、クラウドのリーディングカンパニーとして数多くの実績を持っているDXコンサル会社です。
DX推進を通じた企業価値の向上のために、業務プロセス・人材の診断や課題分析から、戦略立案、システム構想の策定、クラウドサービスを活用したシステム開発、定着化に至るまでワンストップでサポートしています。
先端のAI技術を活用したデータ解析も行っており、クライアントにとって最適となる業務改革・システム改善を提案します。
4.モンスターラボ
出典:モンスターラボ
モンスターラボは「クライアントのビジネスを成功させる」という目標を掲げ、DX推進のサポートやプロダクト開発などを行っている会社です。
プロジェクトの特性に合わせて、世界各国に点在するエンジニアやデザイナーなど、各分野のスペシャリストたちを組み合わせて最適な開発チームを構築します。グローバルなインサイトを武器に、DX推進をあらゆる面から支援します。
DXコンサルを利用するときの注意点
DXコンサルを利用する場合は、以下3つの点に注意しましょう。
- 目的・ゴールを明確にする
- DX推進の担当者を決める
- コンサルタントに丸投げせず、社内全体でコミットする
DXコンサルを利用する際は、目的・ゴールを明確に設定することが重要です。目的が明確でないと、コンサルタントとの意思疎通や社内でのDX推進がスムーズに進まない可能性があります。「生産性の向上」「競合他社に対する優位性の確保」など、明確なゴールを決めましょう。
また、DX推進の担当者を社内から選出しましょう。担当者がコンサルタントと社内の橋渡し役となることで、DX推進をスムーズに進められます。
さらに、DX推進は社内全体でコミットすることも欠かせません。コンサルタントに丸投げしてしまうと、自社スタッフしか把握していない課題が見落とされたり、企業の理念と異なる提案を受ける恐れがあります。
まとめ:DXコンサルを活用して自社のDX推進を成功させよう
DXを推進することで、生産性の向上やコスト削減、新たなプロダクトの創出、様々なメリットが期待できます。
とはいえ、DXを進めるだけの知識やノウハウ、リソースが不足しており、社内だけでDXを推進できる体制を構築するのが難しい企業も多いでしょう。そういった場合は、DXコンサルを活用しましょう。
DXコンサル会社を選ぶ際には、その会社の得意分野や実績、提供サービスなどを詳しく調査して、自社のニーズや課題にマッチした会社を選ぶことが大切です。
NoSHAPEは、DXにおける戦略立案から新規事業・プロダクトの開発、組織開発、デジタルマーケティングまで、トータルにサポートしています。
DXコンサルへの依頼を検討している方は、ぜひ一度お問い合わせください。
株式会社NoSHAPE
当社には、代表の鬼石を筆頭にBtoBマーケティングに精通したディレクターたちが在籍しております。代表の鬼石はKAIZEN PLATFORM出身。BtoBマーケティングのコンサルタントを10社以上手がけ、成功に導いております。
お客様とユーザーから信頼される存在であり続けるため、結果にこだわり活動します。マーケティングを元に広告・SEO・オウンドメディア・EC運用・Webサイト制作など、幅広く手厚い体制でお客様をフルサポートいたします。