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コンテンツマーケティングのおすすめツールを11選で紹介!選定時のポイントも解説
株式会社NoSHAPE
コンテンツマーケティングツールを利用することで、より良いコンテンツを適切なタイミングでユーザーに提供できます。さらに、分析やキーワードの選定、レポート作成なども行え、コンテンツマーケティングをより効率的に行えるようになります。
ただし、それぞれのツールによって特徴や強みが異なるので、自社に最適なツールを選ばなくては、必要な機能がなく自社の課題を解決できない、ということになってしまいます。
そこで本記事では、おすすめのコンテンツマーケティングツールを紹介するとともに、ツール選定時のポイントも解説します。コンテンツマーケティングの成果を最大化したい方は、ぜひ参考にしてください。
コンテンツマーケティングツールとは
コンテンツマーケティングツールとは、Webサイトやランディングページ、メールマガジンなどのコンテンツを運用し、マーケティングの成果を最大化するツールのことです。
コンテンツ作成だけでなく、アクセス分析やユーザー分析、レポート作成、キーワード選定、競合調査など様々な機能が充実しており、専門的な知識がないとできないような分析や調査を、データに基づいて自動で行ってくれます。
ツールによって機能が異なっており、SEO解析に特化したツールや競合サイトの分析ができるツール、リストの取得・メルマガ配信に強いツールなどがあります。
コンテンツマーケティングツールを利用することで、コンテンツの作成から配信、分析、改善まで、コンテンツマーケティングのすべての段階で最適化することができます。
コンテンツマーケティングツールの主な機能
コンテンツマーケティングツールには、どのような機能があるのでしょうか。ここでは、ツールの主な機能を紹介します。
ユーザー分析
コンテンツマーケティングツールには、ユーザー分析機能があります。ユーザーの年齢や性別、職業などの属性や訪問頻度、流入元の媒体や検索キーワード、購買頻度などの情報を分析してくれるのです。
検索キーワードやユーザーの属性を分析することで、ターゲットユーザーが求めているコンテンツがわかります。よりユーザーのニーズに応えられ、満足度を高められるのです。
さらに、離脱率や閲覧時間、読まれているコンテンツ、最終的なアクションなども知ることができ、ユーザーがサイト内でどのような動きをしているか、どのようなタイミングで離脱しやすいのかなど、ユーザーの行動の傾向を知ることができます。
ユーザーのニーズと行動を分析することで、より効果的な施策へとつなげられるのです。
コンテンツ作成
コンテンツ作成機能とは、Webコンテンツやホワイトペーパーなどのコンテンツを作成する機能です。
コンテンツマーケティングを行うには、オウンドメディアで表示する記事やLP、メルマガ、ホワイトペーパーなどのコンテンツの作成が必要ですが、これには通常専門的な知識が必要になります。そういった専門的な知識なく、簡単に作業が行えるのです。
HTMLやCSSなどの専門知識がなくても直感的にコンテンツを編集できるので、知識がない人でも迅速な情報発信ができますし、デザインのスキルがなくてもデザインの優れたコンテンツを作ることが可能です。
競合分析
コンテンツマーケティングツールのなかには、自社サイトだけでなく競合サイトを分析できるものがあります。競合サイトへの流入キーワードや流入経路、アクセス数などの分析を行うことができ、競合他社が実施しているマーケティング戦略を分析できるのです。
競合他社のコンテンツマーケティングの状況を知ることで、競合の戦略を自社に取り込んだり、競合が行っていない領域を発見したりできます。
SEO分析
SEOの分析機能を備えたコンテンツマーケティングツールであれば、現状のSEOの対応状況を知ることができ、Googleから評価されるコンテンツを作ることができます。
Webサイトや記事コンテンツがSEOに対応していないと、検索結果でよい順位を取ることができず読者も得られません。SEO対策が不十分なコンテンツは上位表示されず、ユーザーに記事を読んでもらえないのです。
また、ツールによってはサイト構造やタグ、キーワードなどの観点からSEOの改善案を提案してくれるものもあります。
レポート作成
コンテンツマーケティングツールでは、レポートの自動作成を行ってくれるものがあります。ユーザーのデータやサイトの分析データを、レポート形式で自動で出してくれるのです。
コンテンツマーケティングのレポートは、社内に施策の効果や競合の状況を共有するのに重要です。こういったレポートを作成するのは手間ですが、レポート自動作成機能はデータに基づいた精度の高いレポートを自動で作成してくれるので、業務効率を大幅に向上できます。
また、どのような記事やホワイトペーパー、メルマガが効果がよかったのかを知ることができるので、その後のコンテンツ作りの成果を高めることができます。
コンテンツマーケティングツールを導入するメリット
ここでは、コンテンツマーケティングツールを導入するメリットを紹介します。
コンテンツマーケティングの成果を高められる
コンテンツマーケティングツールを利用することで、マーケティングの成果を向上させられます。ユーザー分析機能や競合分析機能、SEO分析機能、キーワード分析機能などを通して改善点を把握できるだけでなく、より成果の出る施策を行えるからです。
さらにツールを利用することで、より質の高いコンテンツを短時間で作成できます。それによってPDCAを回す速度が上がり、短時間で成果を出せるようになるのです。
コンテンツマーケティングツールは、マーケティングで成果を出すために有効なツールといえるでしょう。
専門的な分析が可能
コンテンツマーケティングツールを利用すると、専門的な知識を持った人でなくてはできないような分析が可能になります。サイト内での行動データなどの情報を元に高度な分析ができるので、マーケティングにおいてより成果を出すことができるのです。
例えば、購買頻度の高いユーザー属性や購買に結びついている参照元、流入キーワードなどは、分析をするために知識が必要ですが、これらを短時間で表示してくれるのです。
社内に専門的な分析を行えるスタッフがいない場合や、外注するコストをかけられない場合などにも、ツールひとつでマーケティングに必須の情報を得られるのです。
コンテンツマーケティングの工数を減らせる
コンテンツマーケティングツールは、作業工数を削減するのにも効果的です。
ツールでは少ない操作、直感的な操作でコンテンツ作成や分析、リサーチを行えるからこそ、知識がなくても簡単にコンテンツマーケティングができます。
コンテンツマーケティングで使用するツールをひとつにまとめられることも、工数削減の要因です。コンテンツ作成や分析、レポート作成、SEO調査など、コンテンツマーケティングを実施するのに必要な機能が揃っており、ツールを横断する手間がかからずひとつのツールで完結します。
コンテンツマーケティングツールの選び方
コンテンツマーケティングツールには様々な種類がありますが、どのように自社に最適なサービスを選べばいいのでしょうか?ツールの選び方を紹介します。
自社のニーズにあった機能があるか
自社の課題解決に必要な機能を持つツールを選ぶことが大切です。コンテンツマーケティングツールによって利用できる機能や強みが大きく異なるので、自社の課題に合ったツールを選ばなくてはならないのです。
例えば、自社の課題が記事を上位に表示できないことなのであれば、SEO分析やキーワード分析に強みがあるツールでなくてはなりませんし、メルマガで成果を出したいのであれば、メール配信機能やメルマガ作成機能、分析機能に強みがあるツールを選ぶ必要があります。
コンテンツマーケティングツールを導入する前に、まずは自社の抱える課題を洗い出し、抽出した課題を解決できる機能とその機能を持ったツールをリストアップしましょう。
コストは予算内か
コンテンツマーケティングツールを導入するにはコストがかかります。そのため、自社の予算にあわせてツールを選定しなくてはいけません。
プランやオプション追加などによってもコストが大きく変わるので、コンテンツマーケティングツールの公式ホームページで料金体系を確認するとともに、見積りを依頼するのがよいでしょう。
自社の予算、Webサイトやユーザーの規模、ツールで行う作業範囲、コストパフォーマンスを勘案してツールを決定しましょう。初期費用・利用料金と機能のバランスを見ながら比較検討し、自社の予算と求める成果にあったツールを選ぶことが大切です。
使いやすいか
使用感はツールによって様々です。まずは無料トライアルで、実際に使い勝手を試すことをおすすめします。
トライアルをせずにいきなりコストをかけてツールを導入してしまうと、必要な機能が足りない、現場の作業では操作しにくい、などの問題が生じる可能性があるのです。
そのため、実際にツールを使用することになる社員にトライアルを行ってもらい、ヒアリングを実施しましょう。現場での有用性、操作性や画面の見やすさ、コンテンツの編集のしやすさなど、細かくチェックすることが重要です。
サポート体制が整っているか
機能や費用、使い勝手以外にも、サポート体制が整っているかも選定ポイントにするとよいでしょう。ツールを使ってコンテンツマーケティングを行う際には、不明点や不具合が出てくることがあります。そんなときにサポートがないと不便です。
ツールによっては、24時間サポート対応やチャットでの問い合わせ対応を受け付けていることがありますし、1社ごとに担当者がつく場合もあります。
さらに、ツールによってはセミナーや講習会に参加できたり、初期戦略設計や行動計画プランニングを行ってくれるサポートなどもあります。
おすすめのコンテンツマーケティングツール11選
おすすめのコンテンツマーケティングツールを紹介します。それぞれの特徴や強みについて説明するので、選定時の参考にしてください。
ツール名 | 用途 | 無料トライアル | 費用 | サポート |
---|---|---|---|---|
MIERUCA |
|
〇 |
|
|
ferret One |
|
〇 |
|
|
AD EBiS |
|
× | 要問い合わせ |
|
Adobe Marketo Engage |
|
× | 要問い合わせ |
|
Keywordmap |
|
〇 | 要問い合わせ |
|
KOBIT |
|
〇 | 1レポート:5,000円 |
|
AI analyst |
|
〇 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Pascal |
|
〇 |
|
要問い合わせ |
ahrefs |
|
〇 |
|
|
Trust Monitor |
|
× | 契約期間による |
|
MicoCloud |
|
× | 要問い合わせ |
|
1. MIERUCA(ミエルカ)
MIERUCA(ミエルカ)は、メディアのコンテンツやSEOにおける課題を可視化するツールです。
検索結果で上位表示できていない記事に対して、上位表示するためのヒントを提示してくれます。ユーザーの検索意図を分析する機能や、競合サイトの流入キーワードを可視化する機能もあるため、記事コンテンツの改善を行う際に役立つでしょう。
他にもアクセス解析レポート機能やヒートマップツール、SEOキーワードの提案などの機能が利用できます。
さらに、MIERUCAを導入するとツールの使い方や目標設定などのアドバイスをもらえるカスタマーサクセス伴走サポートが受けられます。動画コンテンツやセミナーの提供も行っています。
2. ferret One(フェレットワン)
ferret One(フェレットワン)は、サイト更新からメール配信、リード獲得までBtoBマーケティングに必要な機能が揃ったツールです。
直感的な操作で記事コンテンツやLPの作成・編集をできるだけでなく、フォームも簡単に設置できるためホワイトペーパーを公開したい場合にも利用できます。また、アクセス解析やSEO順位のチェックも可能です。
さらに、WordPressからferret Oneへ記事データをインポートできる機能が備わっており、すでにWordPressでコンテンツマーケティングを行っている場合でも簡単に記事を移行可能です。
ferret Oneでは、ツールとセットでBtoBに特化したマーケティングメソッドを提供しており、マーケティング戦略の設計や、成果を出すための施策を立てるのにも役立ちます。
3. AD EBiS(アドエビス)
AD EBiS(アドエビス)は、Webマーケティングの成果を一元管理できるツールです。Web広告や記事コンテンツ、SNSなど各マーケティング施策のコンバージョン数をひとつの画面でまとめて確認・分析できるので、効果測定にかかる手間を削減できます。
また、コンバージョンの重複計測を防止する機能やレポート作成機能、ユーザーの行動を分析する機能なども利用できるため、より正確な分析が行えるでしょう。
サポートに関しては、導入支援プログラムや毎月のトレーニングを実施しており、各種設定マニュアルなどが確認できるサポートサイトも用意されています。
4. Adobe Marketo Engage(アドビ マルケト エンゲージ )
Marketoは、全世界で5,000以上の企業に利用されており、BtoB・BtoC問わず幅広い業種・業界への導入実績があるツールです。
マーケティング活動の成果を最大化するための分析機能が豊富に用意されており、ユーザーの行動分析や購買プロセス可視化、コンテンツの効果測定などが可能です。
成果への貢献度をマーケティング施策やコンテンツごとに可視化できるため、収益などの効果につながりやすい施策に注力できます。ドラッグ&ドロップの直感操作でレポートを作成することも可能なので、成果への貢献度が低いコンテンツの改善にも役立つでしょう。
また、メールやSNSなどチャネル別のマーケティング機能も利用できます。テンプレートが用意されているため簡単にコンテンツを作成できるだけでなく、自動でA/Bテストも実施できるため素早くPDCAを回すことが可能です。
5. Keywordmap(キーワードマップ)
Keywordmap(キーワードマップ)は、競合分析や広告調査などの業務を効率化できる、分析に特化したツールです。
Keywordmapは、SEM領域(検索エンジンマーケティング)の圧倒的なデータ量を保有しており、高精度の分析を行える点が特徴です。記事コンテンツを作成する際のキーワードの調査や競合調査に利用できます。
ツール導入時は既存データとの連携やインストールが必要ないため、すぐに利用開始できます。
6. KOBIT(コビット)
KOBIT(コビット)は、ワンクリックでデータやアクセスの解析が行えるツールです。
GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールをもとにアクセス解析を行い、そのレポートを自動で生成してくれるため、解析の手間を削減できます。自動生成されたレポートには改善案も記載されており、コンテンツの課題を見つける際にも役立つでしょう。
さらに、レポートはパワーポイント形式で生成されるので、ミーティングなどで報告する際にもそのまま利用できます。
7. AI analyst(AIアナリスト)
AIアナリスト(AIアナリスト)は、⾃動でアクセス解析を⾏い成果を出すための改善ポイントを提案してくれるツールです。35,000以上のサイトを分析・改善したノウハウをもとに、AIが自動で解析・提案を行ってくれます。
改善施策を行った場合はその効果を検証でき、改善前と改善後のデータをワンクリックで表示できます。レポート機能も利用でき、新規・リピーター・年齢・性別などユーザーの特性ごとにデータを抽出することが可能です。
Googleアナリティクスと連携するだけで利用開始できるので、初期設定は最短2分で完了します。
8. Pascal(パスカル)
Pascal(パスカル)は、SEO対策やコンテンツ制作を効率化するツールです。オウンドメディアを運営している企業やWebマーケティングを行っている企業などを中心に、1,300社以上の企業に利用されています。
約1分で検索上位30位〜50位の競合サイトを統計分析し、SEO対策で重要な約50の要素(キーワードの出現数や記事の文字数など)を比較分析できます。そのため、競合分析にかかる手間を大幅に削減できるでしょう。
また、レポート機能では「SEO作業レポート」を出力可能です。このレポートには、記事タイトルの文字数やキーワードの数、タグの構造などを最適化するための指示が記載されているため、コンテンツを作成する際に役立つでしょう。
9.ahrefs(エイチレフス)
ahrefsは、世界で60万人のユーザーに利用されているSEO分析ツールです。
自社サイトはもちろん、競合サイトの検索順位や流入キーワード、被リンクを調査できます。検索順位のチェック機能では、週ごとなどのタイミングでレポートを自動生成する設定が可能なため、レポート作成の手間を削減できるでしょう。
また、キーワードの検索ボリュームや上位表示の難易度も調査できるので、コンテンツ制作時のキーワード選定に役立ちます。
さらに、ソーシャルメディアで人気のあるコンテンツを検索・分析する機能も用意されているため、SNSを活用してコンテンツマーケティングを行っている企業にもおすすめできます。
10. Trust Monitor(トラストモニター)
Trust Monitor(トラストモニター)は、簡単なクリック操作でプロ仕様の分析レポートを作成できるツールです。
Googleアナリティクスを導入していれば、 インターネットのブラウザ上からパワーポイント形式のレポートを簡単に作成できます。
レポートには、ユーザー属性・コンテンツ・流入経路ごとの分析結果に加えて、キーワード分析やアクセス解析の結果なども記載されています。さらに、月ごとの分析結果を比較し良化ポイントと悪化ポイントをまとめる機能も備わっているため、マーケティング施策の効果測定に役立つでしょう。
11. MicoCloud(ミコクラウド)
MicoCloud(ミコクラウド)は、LINEを活用した集客やユーザーの育成に特化したツールです。
「セグメント配信」という機能を利用することで、ユーザーの属性に合わせてコンテンツを発信できるため、顧客満足度の向上が期待できます。フォームを作成・送信する機能も備わっており、LINEを通してコンテンツをダウンロードしてもらいたい場合にも利用可能です。
また、MicoCloudはサポート体制が充実しており、ツール導入後には機能面や運用面でのサポートを行っています。戦略の構築支援や、LINEの友だちを増やすためのサポートも実施しているため、LINE運用を中心としたコンテンツマーケティングを行っている企業におすすめです。
まとめ:コンテンツマーケティングツールで効率化しよう
コンテンツマーケティングツールは、コンテンツの作成、管理から分析までの業務を効率化するだけでなく、ユーザーの行動やコンテンツの問題点を知ることができ、成果を最大化できるツールです。
ただし、コンテンツを作り、運用していく場合には、ツール頼りではなく質のよいコンテンツを作って、分析・改善していかなくてはなりません。もしそういったノウハウがない場合には、コンテンツマーケティング専門の会社に依頼するのもよいでしょう。
私たちNoSHAPEは、サイト分析やコンサルだけでなく記事の作成からホワイトペーパー作成までコンテンツマーケティングをトータルに支援しています。多くのオウンドメディアやホワイトペーパーの作成、マーケティング改善の実績がありますので、コンテンツマーケティングの最大化を目指している企業は、ぜひ一度お問い合わせください。
株式会社NoSHAPE
当社には、代表の鬼石を筆頭にBtoBマーケティングに精通したディレクターたちが在籍しております。代表の鬼石はKAIZEN PLATFORM出身。BtoBマーケティングのコンサルタントを10社以上手がけ、成功に導いております。
お客様とユーザーから信頼される存在であり続けるため、結果にこだわり活動します。マーケティングを元に広告・SEO・オウンドメディア・EC運用・Webサイト制作など、幅広く手厚い体制でお客様をフルサポートいたします。