【2023年最新】MAツール比較一覧｜おすすめ11選の機能と料金を紹介

MA（マーケティングオートメーション）とは

MAとはMarketing Automation（マーケティング・オートメーション）の略で、MAツールは、リードの獲得から成約までのプロセスを自動的に支援するツールのことを指します。MAツールを活用すると、リード情報の一元管理やメール配信、問い合わせフォームの作成などのマーケティング施策を効率化できます。

ほかにも、リードの興味・関心に合わせたコンテンツや広告の配信、見込み顧客のスコアリングやセグメント、トラッキング機能などのリードジェネレーション施策を行う機能が豊富です。送信したメールの開封や記載したURLのクリックの有無などにより、リードの反応を伺うこともできます。

これらの機能によってリードの購買意欲を数値化し、それぞれに合った提案を行うことが可能になります。質の高いリードの獲得につながるだけでなく、購買意欲の低いリードの育成（ナーチャリング）も行えます。そのため、MAツールは、インサイドセールスに活用するのがおすすめです。

BtoBにおすすめのMAツール11選｜比較一覧

この項目では、BtoBにおすすめのMAツールを11、厳選して紹介します。それぞれのMAツールの特徴やおすすめのポイント、機能、連携できるツール、費用などを詳しく解説しているので、MAツールの導入時にはぜひ参考にしてください。

 

1.SATORI【国産】

純国産のMAツールであるSATORIは、見込み顧客を増やすことに特化したMAツールです。名前のわかる見込み顧客だけにとどまらず、匿名の見込み顧客へもアプローチできるのが特徴です。

自社サイトを閲覧しているリードのIPアドレスを判別し、リードの行動履歴を把握して、自社の商材への興味・感心が高い見込み顧客を発見し、アプローチに最適なタイミングを知らせてくれます。

優れた機能に加えてサポート体制も充実しています。24時間365日問い合わせ可能な無料オンラインサポートをはじめ、導入後のウェルカムミーティングやフォローアップミーティング、各種セミナーの開催のほか、マーケター同士がやりとりできるコミュニティの提供もあり、ツールの活用が苦手な方でも目標の達成に適切な機能を使いこなせます。

SATORIの導入事例では、金型成形を行う製造業が潜在顧客に対して最適なコンテンツを提案するポップアップ機能を活用したところ、マーケティング未経験の1人のマーケターが、年間の新規問い合わせ件数をおよそ100件から350件超に増加させた成功体験など、リード獲得に有効なツールであることが確認できます。

おすすめのポイント

シンプルなインターフェースで設計されており、MAの運用経験が浅い方も短期間で操作を覚えられるため、使いこなすまでの学習コストを抑えられます。

多数の機能を備えるMAツールにありがちな「使いこなせない」という心配がなく、安心して利用できます。

2.Kairos3【国産】

Kairos3は、分かりやすいUIで操作がスムーズに行えるMAツールです。リード管理やフォーム作成などの基本的な機能のほか、ホットリード機能、セミナー管理機能など顧客育成にも使えるものも備えています。

Kairos3SalesやKairos3Timingなど、カイロスマーケティング株式会社が提供するサービスとの連携、あるいは他ツールとの連携によって機能を拡張できるため、リードや商談アポイントの獲得数など、事業の成長に応じてカズタマイズするといいでしょう。

海外産のMAツールに比べてリーズナブルであり、MA活用経験の浅い場合、実際に試しながらスモールスタートできます。

おすすめのポイント

従量課金制を採用し、頻度に応じて柔軟に活用できる上、初期費用を抑えられます。操作性が高く、オンラインによる充実したサポート体制もおすすめのポイントです。

3.GENIEE MA【国産】

GENIEE MAは、設定や分析を直感的に行える使いやすいUI/UXに設計された純国産のMAツールです。機能が多くて使いこなせない方に配慮した設計のため直感的に操作しやく、99％という高い導入企業の定着率を誇ります。

GENIEE MAの特徴は、多様な配信チャネルできめ細やかに、幅広い顧客にリーチできることです。メール、LINE、ポップアップ、SMS、Webプッシュ通知、アプリプッシュなど、その顧客に最適なチャネルを選択して情報を配信します。複数のチャネルからアプローチすることによって、取りこぼしを防ぐことにもつながります。

リードの行動に沿って目印を付けるラベル設計機能やスコアリング分析機能を使うと、顧客の購買意欲を顕在化できます。また、GENIEE SFA/CRMと連携すると複数の部署で活用でき、業務を効率化できるでしょう。

GENIEE MAの活用によって、顧客が自社の商材に興味を持ったタイミングでアプローチできるため、成約率アップにもつながります。

おすすめのポイント

国産内製のツールのため、コンサルティングなどのサポートが充実しています。1万円単位で配信数を追加できるなど、カスタマイズの柔軟性が高いです。15日間無料トライアル期間が設けられており、実際に使ってみてから導入を決められます。

4.SENLEN【国産】

SENLENは、営業の自動化によって営業業務の効率化と成果向上を測るツールです。動画や資料、メッセージを活用して営業活動を自動化し、顧客育成を促進します。

動画を使った新しいカタチの営業手法が特徴で、サービスの説明や導入事例の紹介、デモンストレーション動画や録画したウェビナーなどを見込み顧客に試聴してもらうことにより、導入後の具体的なイメージを深められます。

獲得したリードにURLを記載したメールを送信して動画で顧客育成を図り、商談化するまでを効率化できる上、商談前・商談時に動画を導入することにより営業プロセスを一元管理できるなど、動画の活用用途はさまざまです。

SENLENの初期設定から運用までを支援するサポートプランや、サービスの資料・動画の作成を代行するオプションもあるため、MAツールの活用ノウハウや人的リソースが不足する場合でも活用しやすいです。

おすすめのポイント

顧客リストのグループ管理や商談の登録編集など、営業活動に必要な基本的な機能も備えており、日程調整や情報共有などの定型業務を自動化できます。そのため、商談化から受注までのコア業務に集中できることもおすすめのポイントです。

5.サスケLead【国産】

サスケLeadは、テレマーケティングがメインの企業におすすめのインサイドセールスに特化したセールス・マーケティングツールです。

CRM・MAツール業界では珍しいCTI機能によって担当者のPCから架電を行い、録音データや会話内容の記録が簡単に行えるうえ、アラート機能設定で次回の検討タイミングや連絡時期、連絡内容などを設定できます。

加えて、リードがWEBサイトに訪問したタイミングの記録や閲覧ページの履歴データなどのWeb解析、一定スコアを超えた企業の通知および自動メール配信など、さまざまな施策によって取得した顧客情報の一元管理にも対応しています。

テレアポ専用システム「テレアポ職人」の後継にあたる新規開拓向けの営業支援ツールであり、2023年7月時点で1,000社以上の導入実績を誇ります。

おすすめのポイント

テレマーケティングを促進する機能、および案件商談管理やマネージャー向けの分析機能など、幅広い機能が活用できます。

6.SHANON MARKETING PLATFORM【国産】

SHANON MARKETING PLATFORMは、顧客育成プロセスを仕組化して商談までを効率化をサポートするMAツールです。

多様化するマーケティングチャネルに幅広く対応するため、名刺管理、顧客行動の把握、セグメント、メールによる集客など、リード獲得から商談化までに対応する豊富な機能を備えていることが特徴です。

多種多様なサービスを提供する企業がSHANON MARKETING PLATFORMを導入することで、複数ある商材を横断した顧客思考のマーケティングを行えます。

商材の特性やニーズによってシナリオ機能を使った返却リマインドメールの送信したり、インサイドセールスでのヒアリング内容の登録に「アンケート」を活用したりするなど、現場の用途に応じて機能を使い分けできる。

おすすめのポイント

数多くの機能を使いこなせるように、実行したいマーケティング施策に対してどのように活用すればよいか、導入前後のサポートを行っています。

BtoB、BtoC問わず多くの企業におけるリード獲得から顧客育成まで一気通貫で実施できるため、マーケティングの悩みを解決できる。

7.BowNow【国産】

BowNowは、初めてのMAツールを導入した方でも馴染みやすい機能を搭載したシンプルな設計が特徴です。少人数でのマーケティングに対応できるよう、あえて余計な機能を省いて設計されているため、MAツール初心者に向いています。

リードの企業分析やサイト訪問者のアクセスログ解析、営業リスト作成、コンテンツ作成など、基本的な機能は無料で使用できます。

アプローチするべきリストが視覚的にわかるABM機能を備えているのも特徴の1つです。ABM機能では、自社に重要な顧客を定義し、顧客リストを3段階に分けて自動的に分類します。注目する企業の行動を把握し、アラートをメールで知らせてくれるため、顧客一人ひとりの行動を解析する必要がなく、工数を減らして営業活動を効率化できます。

おすすめのポイント

MAツールは使いこなして成果を上げられるように、専任の担当者が自社に合った活用方法をサポートしています。また、テンプレート機能が搭載されているため複雑な設定が不要です。導入後、すぐにリードの育成を実戦できます。

8.List Finder【国産】

List Finderは、2023年7月時点で継続率98.7%という無理なく使える機能と月額3万円から始められるリーズナブルな価格設定が特徴です。

リード獲得から商談、休眠の掘り起こしまで幅広く営業活動を支援するために、購買意欲の高い顧客にのみ接触できるような仕組み作りをしており、有望顧客がひと目でわかります。

建設や不動産、製造業、印刷業、卸売業などさまざまなBtoB企業で生じる、複数の部門で構成される企業内の煩雑な顧客データの管理、部門間におけるツール活用度合いのばらつきなどの課題を、ツールの使いやすさと顧客データのグルーピング機能によって解決できます。

導入後はMAツールの経験が浅い場合でも簡単に始められるように、クライアントに寄り添った活用支援体制を整えています。

おすすめのポイント

導入後の最も重要な初期段階を、担当コンサルタントが伴走してサポートします。0円からご利用できるフリープランも設けられています。

9.Adobe Marketo Engage【海外製】

Adobe Marketo Engageは、MAツールの中でも特に機能が豊富で、顧客それぞれのニーズに合ったきめ細かな施策を行えます。大手ソフトウェアメーカーAdobeが提供しています。

スコアリングや顧客分析、広告など16種もの機能を備えている中、特にパーソナライゼーションとセグメンテーションに強みを持ちます。チャネルや社内ツールを横断し、既存顧客、見込み顧客、匿名を含むWebサイト訪問者などのユーザーのデータを収集・分析し、スムーズな購買体験の構築が可能です。

世界各国の企業に実績があり、日本では三菱電機株式会社やChatwork株式会社、株式会社電通デジタルなどが導入しています。導入した1つの企業では、部門間でAdobe Marketo Engageの機能の活用を協議して理解を深めたところ、リードを獲得するための適切なターゲティングが可能になった事例があります。

データを活用し、より戦略的なマーケティング施策を打ち出したい企業におすすめのMAツールです。

編集部のおすすめポイント

AIによる予測とセグメントの構築など、自動化によるマーケティング施策の策定がスムーズに行えます。加えて、チャネルを跨いでターゲットに応じた提案を行い、顧客育成（顧客育成）を促進できます。

10.Salesforce Marketing Cloud【海外製】

Salesforce Marketing Cloudは、株式会社セールスフォース・ジャパンのCRM（顧客管理ツール）に蓄積された顧客データを基にした、モバイル端末向けのマルチチャネル施策に強みを持ちます。

メールやSNS、WEBなどを通じて各顧客に合った提案を行い、リード獲得や顧客育成はもちろん、成約率の向上も支援します。顧客行動をリアルタイムで把握し、100を超えるシナリオの中から選んでのアプローチ、または契約直後のフォローアップやバースデーメールの送信を自動化できるため、営業活動の工数削減にも有用です。

顧客の行動ログと連携してサイト訪問者やサイト離脱者を把握し、シナリオとの連動によって、より最適な顧客に最適な提案を行えます。顧客一人ひとりに特化した施策を行うには、Salesforceの他製品との連携がおすすめです。

おすすめのポイント

複数の営業チャネルによって成約を自動化できるため、メールやWebサイト、モバイル向けのコンテンツ提供といった集客面に時間をかけられます。

11.Hubspot（Marketing Hub）【海外製】

Marketing Hubは、コンテンツマーケティングに強みを持つSaaS型のMAツールです。HubSpotの総合的なCRMプラットフォームの構成要素の1つであり、HubSpotと相互に連携しているのが特長です。CRMプラットフォーム上にマーケティングやセールス、カスタマーサービスなどの各機能が全て集約されています。

Marketing Hubのトピッククラスター機能を使うと、自社の専門分野に基づいたトピックやサブトピックのキーワードを調査・整理し、検索エンジンがWebサイトの内容を認識できるように設計できます。営業活動に特化したマーケティングサイトを作成することで、リード獲得を促進できるうえ、サイトにダウンロード資料を設置するなどの顧客育成施策も行えます。

HubSpotが提供するCRMプラットフォームを基盤として、セールスやカスタマーサービス、CMS、部署間の連携を促進するオペレーションシステムなど、拡張機能も豊富に備えており、組み合わせて使うことでより高い成果につながるでしょう

おすすめのポイント

海外製では珍しく、ビジネスの成長またはツール活用への慣れによって、無料プランから段階的にアップグレードできます。スモールスタートしたのち、ビジネスの成長に合わせてアップグレードするのも1つの手段でしょう。

MAツールに関するよくある質問

ここではMAツールに関するよくある質問を紹介します。

MAツールを使ったことがなくても使いこなせる？

MAツールを使ったことのない場合は、シンプルな設計で使いやすい国内産のMAツールを選ぶといいでしょう。国産のMAツールは初めての導入でも使いこなせるように配慮されたUI/UXのものが多いです。

また、他ツールとの連携などによって機能を拡張できるため、ビジネスの成長に合わせた施策展開が行えます。

自社に合ったMAツールがわからない

MAツールは大きくBtoB向けとBtoC向けの2種類に分類できるため、自社の商材を見極めて判断しましょう。その上で、自社の課題を改善できる機能の有無や使いやすさなどを確認します。無料トライアルで複数のMAツールを試してから導入するのも1つの方法です。

また、本記事で紹介したMAツールは基本的にはBtoB向けだ。BtoC向けのMAツールには、「aimstar」「MOTENASU」「KARTE」などがあります。

国産と海外製の違いは？

国産と海外製のMAツールの主な違いは、月額費用と営業対象範囲にあります。

国産のMAツールは、無料トライアルの用意がある、もしくは月額費用を抑えて始められるものが多い傾向があります。導入時の学習コストの削減や使いやすさを求めるなら、国産を使用するといいでしょう。

一方、海外製の場合は、無料トライアルに対応していないものが多いものの、グローバル向けの機能や拡張機能が充実しており、ツールを深く理解して使いこなすと成果につながる可能性が高まります。

MAツールを導入して商談までを効率化しよう

MAツールを活用すると、MAツールの活用によってリードジェネレーションを効率化できます。MAツールの主な機能は以下の通りです。

• 顧客情報の収集・管理・育成
• フォームやメール作成、LP作成などによるインバウンドマーケティング
• 収集した顧客情報の分析

MAツールを選定する際は、コストに加えて自社のサービスや営業方針に合う機能を持つのかをしっかり確認しておきましょう。

また、リードを獲得するには、MAツールの活用以外にもさまざまな方法があります。

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