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新事業創生へのWEBサイト・オウンドメディア・MAの構築(株式会社物件王様・移住スタイル)

株式会社NoSHAPE

愛知県名古屋市に本社を構える株式会社物件王(以下、物件王)は、不動産仲介業コンサルティングや集客サポートを行う企業です。

建築会社や工務店のための不動産仲介業というBtoBのビジネスを手がけている物件王が新事業として立ち上げたのは、『移住スタイル』というBtoCのプラットフォームでした。今回のプロジェクトにおける最初の課題は、これまで、BtoCの事業の経験がなかった点にありました。

本案件でNoSHAPEは、WEBサイト制作、オウンドメディアの立ち上げと記事制作、MAの導入という3つを柱に、『移住スタイル』の立ち上げのパートナーとして伴走しました。その過程で生じた課題を解決するため、LINEを活用したWeb接客の手法をNoSHAPEから提案し実行した結果、多くのユーザーとつながりを得ることができるようになりました。

今回は物件王のCOO/CFOである中村真也さん(以下、中村さん)に、今回のNoSHAPEと作り上げたプロジェクトについて、お話をお聞きしました。中村さんはこの新事業を形にするためにNoSHAPEを選んだ理由を「BtoCの案件と移住に関する知見と経験が豊富だったから」と語ります。

ものづくり補助金に採択されてプロジェクトがスタート

移住スタイル

◎まず物件王様が『移住スタイル』を新たに立ち上げることになった経緯を教えてください。

中村さん)「新事業立ち上げの直接のキッカケとなったのは、中小企業庁と独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する『ものづくり補助金』のビジネスモデル構築型に採択されたことです。

『移住スタイル』の目的は、私たちが運営する建築会社の集客と、移住情報のプラットフォームを構築するビジネスモデルを実現することにありました」

◎ものづくり補助金には3つの事業類型があり、そのうちの1つであるビジネスモデル構築型は、新しいビジネスモデルを作ることに対して補助金が交付されます。応募者に対して採択されるのは5〜20%程度しか採択されない狭き門です。

中村さん)そもそもこのビジネスモデルは必ず実現できると想定して応募していましたが、採択されたということは実現可能だと裏付けされたということなので、自信を持ってスタートを切りました。

採択後の社内で感じた課題は、ローンチまでの道筋を作ることでした。社内のメンバーに協力してもらい、このプロジェクトのパートナーとなってくれる企業を探し始めたんです。

自治体との連携とBtoC案件の豊富な経験が決め手

◎パートナーに依頼しようと考えていたのはどのような事柄でしょうか?

中村さん)WEBサイトの構築と弊社が元々持っているシステムとの連携、オウンドメディアの構築と記事制作、MAの導入の3つを依頼しようと考えていました。

◎数多くの企業があるなかで、NoSHAPEをパートナーに選んだ理由を教えてください。

中村さん)弊社のMDチームを率いている人間が、NoSHAPE代表の鬼石さんと面識があったことがキッカケでした。NoSHAPEを含め、元々弊社と取り引きがあるシステム開発会社など数社のうち、どこがパートナーとして最適か、検討しました。

NoSHAPEを選んだ決め手は、自治体との移住支援に取り組んでいたこと、BtoCの案件の経験が豊富だったことの2点です。

◎このプロジェクトが走り出した2022年は、鬼石が静岡県菊川市の営業戦略アドバイザーに就任したときですね。

中村さん)そうなんです。何かしらのシナジーがあるだろうと考えました。また、弊社はそれまでBtoCのプロジェクトを手がけた経験がなかったので、そこに強いかを非常に重要視していました。

当社と付き合いがある会社に聞いてみたところ、BtoCの案件を手がけた経験はあるようでしたが、そのほとんどが受託案件で、能動的に取り組んだプロジェクトではないようでした。それで、BtoCの経験が豊富なNoSHAPEさんに白羽の矢が立った、というわけです。一緒にやってくれそうないいイメージがあったのもポイントでした。

◎今回のプロジェクトでは、WEBサイト、オウンドメディア制作や構築、そして、MAの構築を弊社に依頼していただきました。

中村さん)WEBサイトについては、素晴らしいものを作ってもらえてうれしく思っています。MAではこれまで僕らが使ったことのないHubSpot(ハブスポット)などのツールを使ってもらっています。本業であるBtoBの事業にも活かせそうだと、とても感謝しています。

オウンドメディアに関しては、担当してくれたディレクターさんが移住者だったことも大きかったですね。

◎『移住スタイル』にインタビュー記事がありますね!

中村さん)そうなんです。プロジェクトがスタートしてから移住者であることを知り、この記事の制作に協力してもらいました。とてもありがたかったです。そして、経験者だからこそ、移住者が求めている情報・求めていない情報の取捨選択が的確だったと感じています。

NoSHAPEからの提案が課題の解決に繋がった

◎すべてのプロジェクトにおいて、スタートからローンチまでの間の進捗はスムーズでしたか?

中村さん)はい、とても!細々とした点で、要望と違う、もっとこうしてほしいというようなことはあって当然だと思いますが、不安や不満を抱えた状態で進んでいたということはまったくなかったです。

打ち合わせのなかで1つずつ解決してもらえましたし、コミュニケーションが密でとてもスムーズに進んでいたと思います。こちらの話をしっかりヒアリングしてくれましたし、逆にさまざまな提案をいただいて、ありがたかったです。

◎NoSHAPEからの提案で、印象に残っているものを教えてください。

中村さん)直近ですと、LINEを使った移住相談の提案はインパクトが大きかったですね。

今回は、『移住スタイル』で紹介している不動産情報に、移住を希望するユーザーから物件の問い合わせをもらうことをゴールにしていたのですが、WEBサイトのローンチ後、問い合わせがない状態が続いていました。この状況を打破する策として『もっとライトな出口を作ってみてはどうだろうか』と提案をもらったうちの1つが、LINEを使った相談窓口の設置でした。

開始して2ヶ月経ったところですが、問い合わせが増えていて、いい結果が出ていると認識しています。ユーザーからの反響をどうやって実績に変えていくのかが、今後の課題です。

◎LINEでの問い合わせに対応するなかで、新たな課題も見つかったそうですね。

中村さん)はい。実は、LINEで繋がったユーザーの移住に関する相談を聞いていると、移住したいエリアを決めるもっと前の段階で悩み、二の足を踏んでいる人が案外多くいることがわかりました。

こうした悩みの力になりたいのはやまやまですが、私たちがこれまで培ってきた業務の範囲外のため現状ではどうすることもできずにいます。この課題を解決するため、自治体との連携の必要性を感じているところです。

そういった点で、NoSHAPEの移住や自治体との連携に関する知見はとても参考になると思います。ゆくゆくは、自治体主催のイベントに一緒に参加していきたいですし、移住希望者のためのツアーの共催も一緒にやれたらいいですよね。

エキスパートの働きが着実な進行の理由

◎NoSHAPEに依頼してよかったと感じたことはどのような点でしょうか?

中村さん)まず、移住をテーマにしたプロジェクト経験の豊富さが、僕らにとってとてもラッキーでした。そして、MAに関する知見、WEBサイトの構築手法、移住のことを自治体と連携して取り組んでいたことの3点が特によかったと思います。これらの知見が活きていると感じる場面が非常にたくさんありました。

当初からローンチまでの間、着実に進んでいる感覚がありました。これは当たり前のことのように思えますが、案外難しいことですよね。振り返ればそこが一番すごいことだと思っています。スムーズに進んでいたのは、そのときに求められる役割に、エキスパートをアサインしてくれた結果だと感じています。

NoSHAPEにはいろいろな部署があり、さまざまな役割・スキルを持つ人がいることに驚きましたし、採用や教育、コミュニケーションの手段について、経営者としてすごく興味があります。この点については、プロジェクト抜きで、鬼石さんと話し合いたいです。

◎「形を変え続けることで、理想を形にする集団」というNoSHAPEのコンセプト通りの働きができたことを評価いただきました。今後は移住支援について、それぞれの知見と経験を活かして事業を進めていきたいですね。

株式会社NoSHAPE

当社には、代表の鬼石を筆頭にBtoBマーケティングに精通したディレクターたちが在籍しております。代表の鬼石はKAIZEN PLATFORM出身。BtoBマーケティングのコンサルタントを10社以上手がけ、成功に導いております。

お客様とユーザーから信頼される存在であり続けるため、結果にこだわり活動します。マーケティングを元に広告・SEO・オウンドメディア・EC運用・Webサイト制作など、幅広く手厚い体制でお客様をフルサポートいたします。

https://www.noshape.jp/

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